幻のトリクルダウン(経済格差の弊害)2014/12/31 16:18

日本でも、自民党政権は高額所得者や企業の税金の減税の言い訳として、良く、トリクルダウン(富めるものが富めば、貧しいものにも富がしたたり落ちる)を持ち出していましたが、OECD(経済協力開発機構)の報告書はトリクルダウンを公式に否定して、所得格差が経済成長を損なっていると指摘しています。

OECD「トリクルダウンは起こらなかったし、所得格差は経済成長を損なう」という衝撃の報告について

http://buzzap.jp/news/20141220-oecd-report/

自分の頭で考えようさんによると、経済格差の何が問題なのか?全くわからないと主張されていますが、雲には、逆に、何故、経済格差が好ましいと感じられるのか?さっぱり理解できません。是非、雲に理解できる言葉で説明して頂けることを期待しています。

富裕層に富を偏在させよう

http://d.hatena.ne.jp/Chikirin/20141224

※補足

念のために補足しておきますが、経済格差が全くない社会が目指すべき社会。と言っているわけではありません。しかし、トップ1%の人が富の30%を持っていることが、努力や能力の結果とは信じられません。努力や能力に応じた資産となることは何ら問題はないと思いますが、機会自体が不平等(経済的理由で学ぶことが出来ない。富豪の子供など、自分の努力や能力以外の理由で富を持つものが簡単に富を増やせるなど)の結果として富の偏在が生まれているとすると、このような富の偏在には雲は反対です(言葉を変えれば、フェアの結果としての富の偏在は受け入れますが、現在の富の偏在はフェアの結果とは雲は思っていないということです)。

※アメリカでは、経済格差が司法格差にもなってきています

二つの司法制度――格差広がる米国

http://www.cnn.co.jp/usa/35058534.html