残業代無しは、あるべき姿か?2015/06/23 01:09

成果主義を口実に残業代を支払わなくても良いルールの策定に力を入れているように見えますが、このルールはあるべき姿なのでしょうか?なるほど、短時間で成果を出している人より時間をかけて同じ成果を出している人がいた場合、時間をかけた人が多くの収入がある。ということであれば、何となく、正しいように思えてきます。しかし、この議論は、そもそも、短時間で成果を出せる人と、時間をかけなければ同じ成果を出せない人の基本給が同じ。ということが現実的にあり得るのか?と言う点を無視しているように雲には感じます。もし、仮に、能力・成果に大きな差があるのに基本給が同じだとすると、評価は何を基準にしているのか?と思います(成果主義では、個人の成果を平等に評価できることが前提なので、もしこんなことが現実としてあるのなら、成果主義自体成り立たない)。また、短時間で成果を出せる人は、別の業務でも成果を出せるはずですので、結果として成果が多くなるので収入は増える方向に行くのではないでしょうか?いずれにしても、時間をかけて成果を出している人と、短時間で成果を出している人の収入が逆転していると言うこと自体、非現実的な想定だと雲は思います。

ちなみに、残業代が+30%割り増しなのは、残業を抑制(8時間労働は、長年の歴史的経緯から適切な時間)するための手段(上手に業務を割り当てて残業を無くせば、コストが下がり利益が上がる)としての目的もあります。そういう観点をふまえて、残業代をどのようにするのが良いかを議論して頂きたいと雲は思っています。

年収400万円のあの人も残業代ゼロになる日

http://toyokeizai.net/articles/-/61269

8時間労働が誕生した経緯と労働時間を短縮すべき理由

http://gigazine.net/news/20140723-work-shorter-make-better/

神の見えざる手2015/06/18 20:52

は、現実を表しているのか?ということについては、雲は、懐疑的に思っています。その雲の疑念を明確に説明しているところがありましたので、参考までに展開します。

購買力平価説は無意味である! http://www.world401.com/kawase/koubairyokuheika_muimi.html

まぁ、冷静に考えればその通りですね。価格が違えば、皆が安い方を選択するので、価格は市場に任せておけば適正なところで安定する。というのは、価格の異なるものを購入するためのコストが0であれば。という前提が付きます。上記の記事で言えば、ビッグマックがニューヨークで東京の半額で売っていたとしても、東京からニューヨークまでビッグマックを買いに行くというのは非現実的です(金融資産など特定のものは別ですよ)。そういう意味で、経済学の需給曲線(神の見えざる手)はあまりにも理想的な状態を想定した非現実的な理論に雲は感じます。

規制緩和の是非2015/05/27 07:02

雲は、規制緩和は是か非か。と聞かれれば、迷わず非と答えます。もちろん、世の中には規制緩和が必要なものがあることは承知しています。しかし、規制緩和が必要なものがあるからと言って、全ての規制を緩和すれば良い。ということにはなりません。なお、不動産業界については、規制を強化する方向で検討が進んでいるようです。

不動産業界の病巣「囲い込み」 業界有志が存在を極秘調査、告発の衝撃

http://www.sankei.com/premium/news/150526/prm1505260001-n1.html

大阪都構想について2015/05/25 02:47

大阪都構想を葬ったのは「シルバーデモクラシー」ではない=若い世代の人口は70歳以上の2倍以上多い

http://bylines.news.yahoo.co.jp/inoueshin/20150518-00045839/

都構想とは何だったのか…京都で講演会、「合意形成ない」批判も

http://www.kyoto-np.co.jp/politics/article/20150524000023

世代間分断を目論む心は?2015/05/22 06:45

古今東西の歴史をひもとくと、国民の不満が高い国家では大抵の場合、敵を国外に求めて国民の不満をそらすことが多いです。そういう意味では、最近、世代間分断を目論む記事を良く目にするのは、何を目的としているのでしょうか?

例えば、若者が就職難なのは中高年の解雇が難しいからだ。という意見は一部では確かにその通りだと思うのですが、実際、これだけが原因であるとか、これが一番大きな要因である。と言った根拠を見たことはありません。雲的に言うと、嘘ではないがホントでもない。という意見の典型と理解しています。

問題は、何故にこういう意見を公言するのか?という意図なのですが、雲としては、より大きな課題(ここでいう課題は、若者の就職難ということではなくて、社会的な課題)を隠すための煙幕だと思っています。

日本は、まだそれほど顕著ではありませんが、それでも所得格差は拡大しており、マクドナルドの前会長の原田氏の退職金は一億七千万円と報道されています。一億七千万円と言えば、一人の生涯所得と同等かそれ以上ですが、退職金として支払う正当性はあるのでしょうか?ワークシェアリングではないですが、賃金シェアリングとして退職金を従業員でシェアした方が、日本全体の経済効果という意味では良いと雲は思っています。

いずれにしても、こういった富の格差は(明らかに)是正されるべきだと思いますが、残念ながら、中高年の既得権益うんぬんということに紛れてしまっていて結果的に富の不平等というより大きな課題が隠されてしまっていることに雲は不安を覚えます。

「所得不平等」は米経済に悪影響、資本主義の本丸・ウォール街からも弊害を指摘する声

http://www.nikkeibp.co.jp/article/column/20141028/421971/?rt=nocnt

ピケティ『21世紀の資本論』はなぜ論争を呼んでいるのか

http://www.nikkeibp.co.jp/article/column/20140519/397924/

アメリカの「スーパーリッチ」が世界の所得格差を拡大させる 0.1%の最富裕層が世界の富を独占

http://www.huffingtonpost.jp/2014/05/03/super-rich_n_5260898.html